築地駅直結、銀座からも徒歩圏内の大きなお寺「築地本願寺」。ご存じの方も多いのではないでしょうか。2015年から、元ビジネスマンである僧侶安永雄玄氏を中心に「開かれたお寺」を目指し、大改革がすすめられています。そんな築地本願寺をお散歩してみました。
朝から行列!写真映え抜群な朝ごはん
快晴!朝の日光をたっぷり浴びながら、大人気築地本願寺の朝ごはんからスタートです。
見てください、平日の7:50でこの行列!写真映えすると人気の築地本願寺の朝ごはん。お寺に行く機会が少ない若者がターゲットでしょうか。集客力抜群!並びたくない方は予約が断然おすすめ!→予約はこちら。
予約していたためすんなり着席。広々とした敷地の向こうに本堂。平日の都内の朝とは思えない贅沢な空間。
築地本願寺って、日本のお寺のイメージとは違いますよね。「仏教はインド発祥のもの。だからこそ、建築もインド様式のものがよいのではないか」という当時の宗主鏡如上人と建築家伊藤忠太博士の考えから、古代インド様式をモチーフとして建てられたそうです。
そしてこちらが人気の18品朝ごはん。コンセプトもしっかり。結構おなかいっぱいになります。
昔むかし、阿弥陀仏(あみだぶつ)は、法蔵(ほうぞう)という菩薩(ぼさつ)でいらっしゃいました。ある時、法蔵菩薩は「いのちあるものをすべて救うことのできる仏になりたい」と決意され、五劫(ごこう)というとてつもなく長い間、考えをめぐらせて48の願いを建てられました。その願いの18番目が「本当に安心できる世界に、いのちあるものすべてを平等に生まれさせたい」という願いです。法蔵菩薩は、それからさらに長いながい間、大変に厳しい修行をされて、ついに阿弥陀仏になられたのです。この18番目の願いを阿弥陀仏の根本の願い=本願(ほんがん)として私たちは大切にしています。
18品の朝ごはん (tsukijihongwanji.jp)
開かれた本堂へ
「開かれたお寺」を目指している築地本願寺。広い本堂は自由に入ることができ、中では本を読んでいる方、ただただぼーっとしている方、お参りしている方やお昼寝している方、各々自由に過ごされています。お線香の香りが漂い、座っているだけでリラックス。
また、7:00~の朝のお勤め、16:00~夕方のお勤めはyoutubeでもライブ配信が行われています。2019年には歌手のaiさんがここでゴスペルライブを行ったそうです。お寺でゴスペル!時代の変化に合わせてお寺も変わっています。
妖怪好きや動物好きにはたまらない
建築を手がけた伊藤忠太氏は、妖怪や幻獣好きとして知られていたとのこと。境内には全13種類もの動物や珍獣がいるそうです!10種類しか見つけられませんでした。ぜひ、コンプリート出来た方は教えてください。
建物の中は海外のような感じもしつつ、昔の日本の映画に出てくるような感じもしつつ、どこかへトリップしたような感じを味わえます。
時代に合わせた取り組み
おつとめや法要のyoutube配信の他、instagramt等SNSの発信、現代人の生活スタイルに合わせた合同墓の提案、スタイリッシュなグッズやお土産品、メンタルヘルス等の講座開催などなど、本当にたくさんの取り組みをされています。詳細はこちら。
そしてお寺のロゴやパンフレットもモダンでスタイリッシュ。「入りづらいな」というお寺のイメージも、「入ってみたいな」に変わってきます。
大改革を中心となって行っている安永雄玄氏の「築地本願寺の経営学―ビジネスマン僧侶にまなぶ常識を超えるマーケティング」を読んでから行くのもおすすめ。大改革の裏側を知り、「あの話はここのことかー」と思いながらの散策は、また違った楽しみ方ができます。
だんだん涼しくなってきました。早起きして築地本願寺の朝ごはんから1日をスタートしてみてはいかがでしょう。
■築地本願寺■
ホームページ | tsukijihongwanji.jp |
住所 | 〒104-8435 東京都中央区築地3丁目15-1 |
最寄り駅 | 東京メトロ 日比谷線「築地」駅 出口1直結 |
本堂参拝時間 | 6:00-16:00 ※要確認 |
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<お知らせ>
都内のお寺でドライヘッドスパを不定期開催しています。お気軽にご予約下さい。
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